ケアとは?
前回まではトレーニングについてお話をしていきました。
今回からはケアに関してお話ししていきます。
私は、約10年間トレーナーとしてチームに専属で対応していて選手のコンディション管理をしてきました。
その中でも2年間程プロの世界でチームと専属契約でトレーナーをしていた経験があります。
そもそもスポーツの世界でトレーナーという仕事が始まったのが日本では1990年代でこの辺りからスポーツ医学という分野が発展していきました。
目的としては競技力の向上です。
選手は身体が商品であり自分の存在価値を高めるものになります。
試合に向けて様々な過程を経てパフォーマンスを最大限発揮出せる状態を作っていきます。
これには練習だけでは疲労が溜まってしまい、パフォーマンスは安定しません。
そこで回復(リカバリー)も同時に行なっていきます。
回復というと休むというイメージがあると思いますが、ただ休んでいても練習でストレスを受けた身体は回復しません。
回復には、食事・休息(睡眠)がとても重要な要素になっていきます。
プロで一流選手として活躍している選手は、自己管理の為ケアしていると一言で言ってますが、大きな要素としては
運動(練習)・食事・休息(睡眠)のバランスをコントロールしています。
私は現場でこの自己管理の重要性がパフォーマンスアップには欠かせないと感じ、これはスポーツ選手だけではなく日々仕事をしている人、
またこのストレス社会を生きている人全ての人に必要だと考えています。
具体的に言うと、疲れたからマッサージや整体に行く、エナジードリンクや温泉に行くなど
これらは解決策ではなく対処療法です。
根本的に自己管理を見つめ直し、今の状況から適切なケアをする事で半永久的に健康的でパフォーマンスが安定した身体を創る事が私の目指す仕事です。
ケアという言葉には、これだけの要素があります。
次回からは1つずつお話ししていきます。